フィリピンが近隣国の老後に商機、移住者を歓迎

フィリピンが近隣国の老後に商機、移住者を歓迎

(ロイター、2016年2月22日の記事より)

日本の停滞した経済や長引くデフレ、硬直的な労働環境を後にして、定年後の生活を南国フィリピンで迎えると決めた岩本さん(62歳)の理由ははっきりしています。物価の安さと仕事があることだそうです。

「日本以外のどこかで暮らすことを楽しみにしていました。日本では仕事がないが、私はまだ働きたい」と、元獣医で、現在はフィリピン首都マニラで小さなティーショップを営む岩本さんは説明します。

フィリピンは、太陽や安い物価を求め、かつてないほどの低金利から逃れたい北アジア諸国の退職者を呼び込んでいます。財産に対する規定が緩やかで、35歳から永住権が取れるのが魅力となっています。

他の東南アジア諸国もわずかながら同様の制度を提供しているものの、タイやマレーシアのような国々は、より多くの年金額や預金残高、そして少なくとも50歳以上であることを移住者条件になっています。

65歳以上の人口3460万人と巨額な公的債務を抱える日本の場合、すでに多くの人が安い医療とより良い生活の質を求めて、定年後に海外で暮らすことを選択しています。

定年後に移住者としてフィリピンで登録されている外国人数は現在4万2511人で、人口約1億人の同国としては少ない。ノムラ(シンガポール)のエコノミスト、Euben Paracuelles氏は、フィリピン経済を大きく押し上げるには、移住ビジネスが、外国からの投資や観光を促進するためのより大きな改革の一部になる必要があると指摘します。

職員数を増やしているフィリピン退職庁(Philippine Retirement Authority)は、定年後の外国人移住者の数を2020年までに10万人にまで増やしたい考えだそうです。

<医療と不動産が熱視線>

こうした定年退職した海外の移住者から最も恩恵が得られるとみられるセクターは医療だと思います。

メトロ・パシフィック・ホスピタル・ホールディングスのアウグスト・パリソク最高経営責任者は、北アジアからの富裕な退職者向けにすでに施設を改修しており、職員に外国語研修を行うことも検討していると話します。

ちなみに、フィリピン人看護師の報酬は12時間シフトで500 - 1000 フィリピンペソ(約1200 - 2400円)。一方、日本では時給20ドル(約2300円)です。

アヤラ・ランドやメガワールド、ロビンソンズ・ランドやセンチュリー・プロパティーズ・ グループなどの不動産会社も海外マネーに目を付けています。

東京にショールームを開設したアヤラ・ランドは、白浜のビーチで有名なセブ島に建設中の住宅の一部に、浴槽を備えた日本式のバスルームを導入するとしています。

また、同じくセブ島でロビンソンズ・ランドが建設した、オーストラリアのゴールドコーストを意識した高級住宅コミュニティーでは、退職者が外国人購入者の約5分の1を占めるといます。

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